確定拠出年金、利用者は増えつつも運用利回りには各人で差

格付投資情報センター(R&I)によると、確定拠出年金(DC)の運用成績が上向いており、2017年3月末までの運用利回りは2.76%と2年ぶりに上昇したそうです。
これは、「トランプ相場」により、円安・株高が進んだことが大きな要因となっています。
しかし、確定拠出年金加入者間では運用収益の差は大きなものになっています。

確定拠出年金は従業員が自ら運用をするため、選んだ商品構成により運用実績に大きな差が生じるからです。
日本人はとかく安定した商品を選ぶ傾向にあり、国債や預金などの元本確保型の金融商品が相変わらず人気があり、これらの商品が運用資産全体の過半数を超えているのが現状です。
全体の97.3%の人がプラス運用だったにもかかわらず、実際の利回りが0~1%未満の人が41%も占めているのです。

企業が給付内容を約束する確定給付型を含む主要企業年金の利回りは推定3.5%だったことを考えると、個人が運用するスキルが十分だとは言い難い状況なのではないでしょうか。
当然、企業も投資教育に力を入れる傾向にはありますが、子供の頃から培われたものを変えていくのには本人の意思も重要になってくると考えます。
そのため、子供の頃から投資教育をしっかりしていく必要性があると感じます。

新しい制度には関心を持つことが大切になってくるのでは?

昔は老後の生活資金と言えば、退職金や厚生年金や企業年金、国民年金と言うのが当たり前だと考えられていたと思います。

しかし、今は自助努力が必要な時代になっています。
確定拠出年金も加入者の枠が広がり、自ら加入して運用できる人も増えています。
確定拠出年金の掛け金は所得控除を受けられるため、節税効果も得られます。

また、NISAにおいても年度内の限度額の変更があったり、積立NISAも始まろうとしています。
新しい制度には常に関心を持って情報収集し、必要に応じて取り入れていくことが大切だと感じます。

いずれにしても、多くのリターンを求めるにはリスクが伴いますね。
自分自身のリスク許容度に応じて、自分に合った運用をしていくことが大切です。

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