フランスのアクサがKDDIと保険分野で業務提携

保険世界最大手の仏アクサグループの日本法人のアクサ生命保険がKDDIと業務提携し、顧客データや通信技術を融合した新サービスを提供することになりました。
保険会社各社はビックデータの活用で他業種の会社との提携が進んでおり、その提携成果が活かされることに期待します。
保険料の抑制や引受基準の緩和に結び付けられれば、契約者にとって喜ばしいことだと思います。

アクサ生命とKDDIの提携の第一弾として、アクサ生命の契約者の一部を対象に、KDDIが手掛ける簡易血液検査サービスが無料提供されます。
血液検査から色々な情報を得られると共に、無料のため契約者にとっては健康診断の一つとして気軽に利用でき、病気の早期発見にも繋がると考えます。
また、保険とITを組み合わせた「インシュアテック」と呼ばれる分野の共同研究にも着手されます。
どのように保険とITが組み合わされていくのか興味深く感じます。

異業種提携は、単独で開発していくよりも効率良く成果が期待できると考えます。
それぞれの得意分野を活かしていけば、大きな成果が期待できるのではないでしょうか。

なお、KDDIは非通信分野の保険やエネルギーの分野に力を入れています。
今までもネット系のベンチャー企業のライフネット生命と資本・業務提携していますが、アクサ生命とも提携することにより、更に大きく発展すると思います。

一方、アクサ生命は日本国内では中小企業向けが得意な保険会社です。中小企業は福利厚生が手薄になっていることもあるので、その対策としての保険商品やサービスの開発に繋げられることが望まれます。

生保分野における医療ビッグデータ活用は拡大傾向

アクサ生命とKDDIだけではなく、今までにも日本生命が野村総研やリクルートと、第一生命が日立製作所と共同で新サービス開発や共同研究を進めています。
その成果が良い形で発表されれば、それに伴い異業種間での提携を通じて医療ビッグデータの活用は拡大していくでしょうね。

ほぼ横並びであった商品やサービス、保険料においても各会社の独自性が出てくることになるかもしれず、消費者にとっては自分により合った良い商品が提供されるメリットが見込めそうです。

(以下はニュース記事より)

アクサ生命、KDDIと提携 データ共有で新サービス

保険世界最大手の仏アクサグループの日本法人、アクサ生命保険はKDDIと業務提携し、両社の顧客データや通信技術を融合した新サービスを提供する。病気の早期発見や健康増進を支援するほか、蓄積したデータを生かして多様な保険商品の開発につなげる。

提携の第1弾として、年明けからアクサの契約者の一部を対象に、KDDIが手掛ける簡易血液検査サービスの無料提供を始める。並行して保険とIT(情報技術)を組み合わせた「インシュアテック」と呼ばれる分野の共同研究に着手する。

アクサが持つ保険の知識と、KDDIの位置情報ビッグデータなどを組み合わせ、
2019年にも新商品やサービスとして実用化を目指す。

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